ふるさと納税 新制度

2019年6月1日よりふるさと納税の新制度が開始されました。

 

従来のふるさと納税と変わらないところ

2000円の自己負担額で返礼品がもらうことができ

ふるさと納税した分は税金が控除されるという点については

以前と変わりません。

私たちの納税者の手続き自体にはなんら変更はないですが

返礼品に関しては大きな変更があります。

 

ふるさと納税の新制度では何が変わった??

 

返礼品の還元率が30%以下になった。

返礼品が地産品限定となった。

 

この2点が大きな変更点です。

 

従来のふるさと納税では

返礼品による自治体の競争がさかんに行われていました。

 

大阪府の泉佐野市は還元率も高い上に

アマゾンギフト券という地域に全く関係のない商品を

返礼品にしていたのは記憶に新しいところです。

 

こういった流れに対し

さすがに総務省もきちんとルールを決めてやりましょう

ということで今回の制度の変更に至りました。

 

新制度施行によりこれからは総務省に認定された指定対象に

選ばれなければふるさと納税の控除を受けることができなくなります。

控除が受けられないのならただの寄付行為ですから

普通の人はよほどのことがない限りそんなことはしないでしょう。

 

 

やりすぎた泉佐野市をはじめ4市は

この指定対象からは外されてしまいました。

また手法に問題があるとして43市町村については

期間限定の指定対象となりました。

この43市町村は7月までに再申請が必要で手法を改める必要があります。

今までもふるさと納税の過当競争については散々話題になってきたので

この流れもまぁ仕方なかったのかなぁという感じですね。

 

これからのふるさと納税の新制度で何が変わる??

 

ふるさと納税の指定対象に選ばれる条件として

『還元率30%以下の地産品』というのがあります。

 

地域によっては特に地産品なんてないっていうところもありますよね??

 

そこで注目されているのが体験型の返礼品です。

 

体験型というのは

ランチを食べたりする食事系のもや

いちご狩り体験や渓流下り体験などのアクティビティとか

そういうものですね。

 

地産品という限定がついた以上

各自治体の知恵を生かす展開になっていきそうです。

 

これにより今までのふるさと納税の返礼品のほとんどが

モノ消費だったのに対して、

これからはコト消費の返礼品も増えていきそうですね。

 

 

ふるさと納税の新制度によって

たしかに還元率は従来よりも下がってしまうけど

バリエーションは意外と以前よりも増えていくのかもしれませんね。

 

われわれ納税者としても選択肢が増えることは歓迎だし

依然としてふるさと納税はお得っていうことには変わりはありません。

これからもふるさと納税には注目していきたいですね。

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